今回は日本を代表する、漫画「NARUTO」の映画についてランキング形式で書いていきたいと思います。
「NARUTO」の映画は2004年の「劇場版NARUTO-ナルト-大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!」から2015年の「BORUTO-NARUTO THE MOVIE-」まで公開されています。
今「劇場版NARUTO」を観ようか迷っている方は少しでも参考にしてくれたら嬉しいですし、「全部見たぜ!」というかたは話のネタにでもしてくれればうれしいです。
それではどうぞ!
ナルト映画おすすめランキング1位~5位
第1位 劇場版NARUTO-ナルト-大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!
「この葉隠れの里」の忍者のナルトは、上忍であるカカシ先生から新しい任務が下される。それは、ナルト自身がファンでもある大ヒット映画の中で風雲姫を演じる女優・富士風雪絵の護衛だった。雪の国に行きたがらない雪絵を無理やり船に乗せ、撮影隊と共に、氷に閉ざされた雪の国へ向かうナルト達一行だったが、、、。
記念すべき第1作目であり、同時上映で「劇場版NARUTO-ナルト-木の葉の里の大うん動会」も公開された最高傑作です。
劇場版の初期作なので、カカシ率いる第7班が全員揃っています。サスケがまだ木の葉の里を抜ける前ですので、ナルトとサスケが木の葉の忍として共闘しているのは本作だけとなります。
やっぱりナルトとサスケの共闘はファンにとってたまらないです。特に終盤のサスケの叫びに反応するナルトの姿が何回見ても鳥肌が立ってしまいます。
後はファンの間でも抜群に評価が高かったのが本作の主題歌で、担当しているのは日本を代表するアーティストのYUKIさん。彼女の透き通るような歌声で、エンディングもすごく盛り上がり、ついウルっときてしまいます。
ナルト好きの方はもちろん、アニメ好きの方にもすべての方に見てほしい最高傑作です。
第2位 BORUTO-NARUTOTHEMOVIE-
七代目火影のうずまきナルトの息子であるボルトは、ミツキ、うちはサラダと三人一組で中忍試験に挑もうとしていた。仕事ばかりで自分に全然かまってくれない父親に強い反発心を抱いていたボルトは、子供の頃、父親であるナルトのライバルだったのがサスケだったと知り、サスケに弟子入りを懇願する。
劇場版第11作目であり、世代交代、親子の絆を強く描いている珠玉の作品です。
本作はナルトの息子・ボルトが主人公になっており、最初は父親に対して強い反発心を抱いていたボルトが、父親の偉大さ、里への強い思いにだんだんと気づいていきます。
「NARUTO」の初期から愛し続けている長年のファンにとって、ナルト世代の同期がみんなそれぞれ家庭を持っている姿は、なんともほほえましい気持ちになります。
ナルト同期の子供たちが親たちの「火の意志」を、しっかりと受け継ぎ、また次の世代に「火の意志」受け継がせようとする姿には「みんな大人になったんだなあ」と心を打たれてしまいます。
本作はナルトの劇場版シリーズで歴代最高の興行収入となり、見終わった後は思わず拍手をしてしまう珠玉の作品です。
第3位 劇場版NARUTO-ナルト-疾風伝 火の意志を継ぐ者
世界は火、水、雷、風、土の五つの大国がそれぞれ均衡を保ち平和が築かれている。しかし、火の国以外の大国の血継限界の持ち主でもある重要な忍が行方不明となってしまう。唯一被害を受けていない火の国は他の国から疑惑を向けられてしまうが、、。
劇場版第6作目であり、連載10周年記念作品です。
本作は、カカシ班、アスマ班、紅班、ガイ班のメンバーが全員出演し、カカシ先生を助けるため敵に立ち向かっていきます。
たった一人の犠牲を選ぶのか?それともそんな犠牲の上に成り立つのは正義ではないのか?五大国を舞台にするスケールの大きさと、その中でも消えない「火の意志」はナルトらしすぎて胸を打ちます。
各班それぞれの連携攻撃が見所になっていて、特に個人的にはサイの登場シーンがかっこよすぎてしびれます。タイトル通り「火の意志」について個人の考えも細かく描写されていて、深く考えさせられる作品でもあります。
ナルトとシカマル、二人の「火の意志」に対する思いが、視聴者の胸を熱くさせる至極の作品です。
第4位 THELAST-NARUTOTHEMOVIE-
この葉隠れの里に冬の祭典が近づいていてある日、日向ヒナタの妹であるハナビが何者かに誘拐されてしまう。その頃月が地球に異常接近し、崩壊した月が隕石となり、地球に落ちてきてしまうという最悪の事態に。ナルト達が地底空間に調査に向かうが、、、。
劇場版第10作目であり、テレビ東京開局50周年記念でもある名作です。
本作は、原作漫画の最終話でもある700話の前の物語となり、699話と700話の間の空白の時間を描いた作品になっています。
アクションシーンも必見ですが本作で特に注目していただきたいのが、ナルトとヒナタの心境の描写です。幼いころからナルトを想い続けてきたヒナタの一途な恋心とヒナタを初めて「愛おしく」感じたナルトの姿。
二人の何十年越しの恋が実った瞬間は大きな感動を呼び、もう一度原作の一巻から読み返したくなる気持ちになります。映画で原作の「空白の時間」をやってしまうのは、なんともにくい演出ですがそれが「NARUTO」の良さだと私は思います。
原作漫画を制覇した方には、間違いなく見てほしい名作です。
第5位 劇場版NARUTO-ナルト-疾風伝
かつて世界を破滅の一歩手前まで追い込んだ魔物が何者かの手によって解き放たれた。復活した魔物を封印する力と人の死を予言できるという2つの能力を有した巫女・紫苑。今回ナルトは魔物に狙われてしまった、鬼の国の巫女・紫苑の警護に当たる。
劇場版第4作目となり、禁断のオリジナルストーリーとして公開された良作です。
本作は、映画の序盤ではいきなりナルトが埋葬されてしまい、予告でも「ナルト死す」の広告が大体的に張られ、驚きを隠せない始まりとなっています。
「NARUTO」では私は断然、ロック・リー推しで本作品ではリーの戦闘シーンが大迫力で描かれていて、ロック・リーが大好きな方にはたまらない仕様になっています。
死や運命をテーマにしていて、映画全体を通しまとまっている作品で本作のメインキャラである巫女の紫苑が少しづつナルトに心を開いていく姿は、暖かな気持ちになれます。
ナルトが死んでしまう!?という急展開な冒頭から、最後まで飽きることなく見続けることができる良作です。
ナルト映画おすすめランキング6位~11位
第6位 劇場版NARUTO-ナルト-大激突!幻の地底遺跡だってばよ
ある任務を遂行していた、ナルト、サクラ、シカマルだったが謎の騎士テムジン率いる謎の部隊に襲撃されバラバラになってしまう。テムジンとの激闘の末、暗い谷底に落ちてしまったナルトとテムジン。一方シカマルは、巨大な移動都市を発見し潜入するが、そこでは巨大な陰謀が渦巻いていた。
劇場版第2作目であり、普段ナルトの世界では異色なキャラがたくさん出てくる極上の作品です。
本作では、「仲間」をテーマにしていて、原作でも同様にナルトの仲間への想いが強く描かれ、「理想の為には犠牲もやむを得ない」という考えに真っ向から立ち向かうナルトの姿が表現されています。
ファンの多い我愛羅の戦闘シーンが多く盛り込まれ、迫力ある戦闘には度肝を抜かれます。メインキャラであるテムジンは甲冑を身にまとっており、いつもとは違う雰囲気のナルトを味わえますが、ただ忍びの世界観の中に、急な騎士の登場というのは少し違和感があるように感じました。
本作単体で楽しめる映画となっていて、NARUTOの世界観が好きだ!原作が好きだ!という方にはあまりお勧めできない作品でもあります。
第7位 ROADTONINJA-NARUTOTHEMOVIE-
謎のシノビ「仮面の男」によって巨大な魔獣「九尾」が解放されてしまい、九尾に襲われ壊滅寸前に追い込まれてしまったこの葉隠れの里。里のリーダーである、ミナトとクシナは生まれたばかりの息子ナルトに九尾を封印し、自らの命と引き換えに里を救った。そして、十数年後、この葉隠れの里に忍の集団「暁」が現れる。
劇場版第9作目であり、原作者の岸本先生が自ら企画やストーリー、キャラデザを手掛けた秀作です。
本作では、ナルトとサクラが敵が幻術で作り出した世界に飛ばされてしまい、その架空の世界ではナルトが欲しがっていたものがすべてあり、偽物の世界に浸りそうになりながらもが自らの誇りや意志を呼び覚まし、ナルトが自らを奮い立たせます。
偽物の世界では、チャラいサスケやキレるヒナタが登場し、本物とは逆な性格になっていて視聴者を十分に笑わせてくれます。個人的にはキレるヒナタが大好物で、こういうヒナタもありじゃん…と思ってしまいました。
死んだはずのナルトの両親、ミナトとクシナに出会えた時のナルトの表情、四代目の羽織を着る名シーン、「俺は二人の英雄の子供だからよ!」とナルトが両親に向かって言うセリフどれもこれも感情を揺さぶられるものでした。
英雄である両親を持ったナルトの、強い意志や誇りが深く描かれている作品です。
第8位 劇場版NARUTO-ナルト-疾風伝 絆
空の国の忍が来襲してこの葉隠れの里は大惨事となってしまう。他の村を救うべく立ち上がったナルト達だったが、思いもよらない人物と出会ってしまう。それは兄への復讐に燃え、力を求めオロチマルの元へ向かったサスケの姿だった。
劇場版第5作目であり、第1作目以降登場していなかったサスケが登場する佳作です。
本作でのテーマは「絆」。特に師弟関係の絆を強く表現していて、本作のメインキャラである神農とアマル、ナルトと自来也といった師弟関係にある二組、そして原作では袂を分かったナルトとサスケの絆も強く表現されています。
ファンにとってはたまらないナルトとサスケの二人の久々の共闘で、袂を分かっても二人の息の合ったコンビネーションにはシビレを覚えました。ラストの共闘シーンではつい拳を強く握りしめてしまいます。
シカマルの頭脳戦や、サイのバトルシーンもスピード感があり圧巻で、ナルトがアマルを諭すシーンはナルトの男前レベルが格段にアップしていて、思わず惚れそうになってしまいます(笑)
第9位 劇場版NARUTO-ナルト-大興奮!みかづき島のアニマル騒動だってばよ
今回ナルト達に与えられた任務は「みかづき島」にある月の国の王子を護衛すること。旅行真っ最中の王子を「みかづき島」に無事に連れて帰るだけの任務だったが、いざ「みかづき島」についてみると楽園であったはずの王子の島はすっかりと変わり果てていた。
劇場版3作目であり、ゲスト声優にアニマル浜口親子やお笑いコンビ・レギュラーを起用している作品です。
本作はアクションシーンはそれほど多くなく、ナルトやメインキャラであるヒカルの心情を強く描いています。また、カカシ先生、サクラ、ナルト、ロック・リーという異色なチーム編成も見どころです。
タイトル通りの「アニマル大騒動」というほど、動物は出てきませんので動物に主を置いて視聴してしまうと肩透かしを受けてしまうかもしれません。本作はとにかくナルトの成長、ヒカルの心境の変化に注目しましょう。
私自身やはりロック・リー推しなので、本作ではだいぶ活躍してくれてロック・リー押しの方には十分満足できる内容となっています。小さなお子様向けの作品でもあり、大人の方が見ると少々退屈に感じてしまうかもしれません。
第10位 劇場版NARUTO-ナルト-ブラッド・プリズン
いわれなき罪により囚われてしまったナルトは、いかなる忍も脱獄不可能とされるブラッド・プリズン-鬼灯城-に送られてしまう。城主の無為にナルトは忍の力を奪われてしまったナルトに近づく潜入していた草隠れの龍舌、謎の忍のマロイ。はたして、彼らの目的は!?、、、。
劇場版第8作目であり、炎の中忍試験!ナルトVS木ノ葉丸!!も同時上映された佳作です。
本作は、全体的にミステリー要素が強く、雰囲気も暗く描写されており、テーマも限りなく重くなっているので大人向けの作品となっています。
名作ではあるのですが、個人的には登場人物がどんどんと死んでいって悲しすぎなため、この順位になってしまいました。関わりのある人が死んでしまっても、次々と前へ突き進むナルトの姿はあまり感情移入できませんでした。
しかしアクションシーンは十分に見所があり、何よりナルトの仙人モードへの見せ方が素敵で思わず「かっこいい、、」と言ってしまうほどです。
内容自体が暗めなため、暗いお話が苦手な方にはあまりお勧めはできない作品です。
第11位 劇場版NARUTO-ナルト-疾風伝ザ・ロストタワー
ナルトの今回の任務は抜け忍であるムカデを追うこと。ムカデを廃墟に追い詰めるが、ムカデに解放された龍脈の力に飲み込まれてしまい、過去の時代にタイムスリップしてしまう。そこには天高くそびえるいくつもの塔が並んでいた。
劇場版7作目であり、劇場版NARUTO-ナルト-そよかぜ伝ナルトと魔神と3つのお願いだってばよ!!も同時上映されている作品です。
本作はナルトがタイムスリップしてしまい、今は亡き父であるミナトに出会い共闘するというストーリーで、ナルトとミナトが絡んでいるシーンはファンにはグッときてしまう作品です。
本作は、ナルトとミナトの共闘ということもあり話題を呼びましたが、個人的にはバトルシーンに迫力がなく、「ナルト、弱くなった?」そう感じさせてしまう内容になっています。
突っ込んではやられてしまう描写が多いため、展開に少々飽き飽きしてしまうかもしれません。ナルトとミナトの絡みは確かに胸に来るものがありましたが、全体的に見ると内容もそこまで凝っていないので残念ながら最下位になってしまいました。
「とにかくミナトを見たいんじゃあ!」という方にはお勧めできる作品です。
ナルト映画おすすめランキングまとめ
いかがでしたでしょうか?
「NARUTO」のことを思い出しながら、この記事を書いていましたが改めて漫画を読み返したい!そう強く感じました。
「NARUTO」の映画はオリジナルストーリーもありますが、原作に忠実な描写も多いです。だからこそ、「NARUTO」の映画はハマるんだと思います。
「NARUTO」自体は終わってしまいましたが、今では火の意志をそのまま引き継いでいる「BORUTO」もありますので、これからの展開にワクワクしています。
さんざん原作について熱く書いてしまいましたが、もちろん原作を全く知らない方でも楽しめる作品ばかりですので、機会があれば一度視聴してみてください!
視聴に迷っている方、作品を全部見た方に少しでも参考になれば嬉しいです。
ありがとうございました。
ダイコク