今回は、代表作「マスク」や「ジム・キャリーはMr.ダマー」で有名になり、コメディ俳優として名をはせたジム・キャリー映画のおすすめランキングを紹介していきます。
数あるコメディ俳優の中でも、ジム・キャリーの魅力は驚異的な顔面芸と身体能力で繰り出す演技力です。
ジム・キャリー主演の映画で何を観ようか迷っている方、ジム・キャリーの映画はほとんど観たぜ!という方には話のネタにしてください。
今回はジム・キャリー主演で書いていきますので、端役だったり、声優だったりするのはランキングより除外していますので、ご了承ください。
「ジム・キャリーINハイ・ストラング」や「Disney`sクリスマス・キャロル」「キック・アス/ジャスティス・フォーエバー」など
それではどうぞ!
目次
ジム・キャリー映画おすすめランキング!第1位~第10位
第1位 ディック&ジェーン 復讐は最高!
主人公のディック(ジム・キャリー)は、マイホームも購入し綺麗な妻、そして最愛の息子もいて順風満帆な生活を送っていた。
仕事先で重役に呼ばれ昇進を確信するディック。見事昇進を告げられ喜ぶディックだったが、昇進して初の仕事が経済番組への出演だった。意気揚々とテレビ番組に出演するディックだったがその内容は驚くべきものだった―。
2005年に公開され、我が家を死に物狂いで守ろうとする夫婦の絆が感動を呼ぶ最高傑作です。
失業してしまったディックが、再就職を目指すも不景気でままならず、家の物をどんどん売り払い極貧生活を余儀なくされます。しかし、最後の砦の家を守るため、最愛の妻と共に詐欺や強盗といった犯罪に手を染めていく、一見大変な内容を独特のユーモアで描いています。
ディックの初めての犯罪は、コンビニで店員の目を盗みフラッペ?を万引きしてしまい、ディックが妻に向かって「俺はやってやったぜ!」みたいなどや顔がお腹を抱えて笑ってしまいます。
主人公のディックをどん底に追い込んだ社長に仕返ししたラストのシーンでは爽快感も得られ、社長に訴えかけるシーンでは、ジム・キャリーの迫真の演技が光ります。
人生の最高潮からどん底へと転落していく夫婦の姿に胸が締め付けられる想いになりますが、どん底から這い上がる夫婦の姿はコメディ描写が強く見た人に笑顔を運んでくれる最高傑作です。
第2位 ブルースオールマイティ
ローカルテレビ局のリポーターをしている主人公のブルース(ジム・キャリー)。目指していたアンカーマンのポジションも取られてしまい、悔しさから生放送中に放送禁止用語を発してしまう。テレビ局を追い出されたブルースは、やり場のない怒りから遂には天を見上げ、神様に向かって悪態をつき始める。
2003年の公開で、ジム・キャリーの表情の豊かさが大きな笑いを呼ぶ傑作です。
ブルースは神様にひどい悪態をつき、遂に神様の怒りを買ってしまい「それならお前がやってみろ」と全知全能の能力を授かることに。神様の力を得たブルースは、やりたい放題しますが、恋人に愛想をつかされることで、愛の大切さに気付いていきます。
ブルースが神様の力を使い、アンカーマンのエバンを蹴落とすため、エバンの声を変えたり、原稿を意味不明に書き換えるといった幼稚な悪戯の連発シーンは、涙がでるくらい笑ってしまいました。
自分がもし神様になったらまず何をしようかな?と妄想を膨らませるのも楽しくなってくる傑作です。
第3位 マスク
主人公のスタンリー・イプキス(ジム・キャリー)は、バカがつくほどの超お人好しのさえない銀行員。窓口業務で歌手であるティナ(キャメロン・ディアス)に一目ぼれし、彼女が出演するクラブに入ろうとするが追い出されてしまう。途方に暮れるイプキスだったが、目の前には何と水難者が!海に飛び込み助けようとするが水難者だと思われたそれは、ごみにまみれた木製の奇妙な緑色のマスクだった。
1995年の公開でジム・キャリーを一躍スターにした不朽の名作です。
飛び出す目玉や飛び出す心臓、このオーバーアクションの表現がまさに実写版「トムとジェリー」を再現しているかのような作品で、冒頭からラストまでコメディ要素の高い仕上がりになっています。
20年前の古い作品ですが、実写とSFXがうまく融合されていて映像が20年前の作品とは思えないほどのクオリティの高さです。ジム・キャリーの動き、一つ一つが作品を盛り立てていて、ジム・キャリーのために作った映画なんじゃないか?と思わせてしまうほどです。
デビュー前のキャメロン・ディアスも必見で、こんなに綺麗だったの!?とびっくりしてしまうでしょう。イプキスが飼っている犬のマイロも非常に頭がよく、犬好きの人にも堪らない作品になっています。
第4位 イエスマン”YES”は人生のパスワード
銀行員のカール(ジム・キャリー)は、個人融資の審査も「NO!」。友人からの誘いも「NO!」、勧誘も「NO!」、隣人からヘルプがあっても「NO!」、これまですべてを断ってきた生粋のNO!人間。友人との関係も悪化し、仕事でもうまくいかなくなり、しまいにはこのままでは孤独死してしまうという不安に駆られる。ある日、知人からイエスマンの素晴らしさを説かれ、イエスマンのセミナーに参加し、彼の「イエスマン」人生がいま始まる!
2009年に公開され、「イエスマン」ということについて多くの人に感動を呼んだ優秀作です。
全ての物事に関して「NO!」と言っていたカールが、すべての物事に関して「YES!」と答えるようになって、どう変わっていくのか?人生はどうなるのか?この作品を観ると他人に対して少し優しくなれるような、そう感じさせてくれる作品です。
主人公が今まで貫いてきた性格をまったく真逆の性格に変えてしまう様や、そのことで周りに与える印象の変化、コメディ要素をふんだんに使って表現していて、冒頭からラストまで笑いっぱなしで観れます。
個人的には主人公の隣人であるティリーというおばあちゃんとのくだり。おばあちゃんからのお手伝いを今まで断ってきたカールが初めてお手伝いをOKした時、おばあちゃんからの思わぬお礼が面白すぎて涙が出るほど笑ってしまいました。
「イエスマン」になったことによって、出会った女性アリソンとのラストが見逃せない優秀作です。
第5位 ジム・キャリーはMr.ダマー
ロードアイランド州でリムジンの運転手をしているロイド(ジム・キャリー)と共に同居をしているハリーは大の仲良し。ある日ロイドが空港まで送り届ける美女メアリーに一目ぼれし、少しでもお近づきになりたいロイドは色々メアリーから聞き出そうとする。リゾート地アスペンに向かうことを知り、未練を残しながら見送るロイドだったが彼女がブリーフケースを忘れていることに気づき、追いかけるが間に合わず。ハリーと共にそのブリーフケースを彼女に届けようとロイドは決意する。
1995年に公開され、見る人が笑いをこらえることができなくなってしまう良作です。
本作は終始バカをやっているロイドとハリーの姿に爆笑し、「人生真面目なだけじゃなくバカもいいもんだよ」と映画を通して伝えられるような作品でした。
車での移動中一人の男を挟んでの二人の熱唱シーンや、レストランで男にイタズラをけしかけるシーンなど、笑えるところが常に満載でジム・キャリーの演技すべてが笑いに拍車をかけてくれます。
本作はとにかくベタベタのアメリカン王道コメディ!ストーリーの細かいところはすっ飛ばし、ロイドとハリーのユーモラスなやり取りを見ているだけで、みんな笑顔になれるような作品です。
とにもかくにも笑いたい!というかたは必見の激笑作です。
第6位 ライアーライアー
フレッチャー(ジム・キャリー)は大ウソつきの超敏腕弁護士。神からの贈り物としか思えない天才的な嘘のつき方で、裁判でも連戦連勝。しかし、家庭ではその嘘つきが原因で妻とは別れており、最愛の息子マックスとはなかなか会えず、会う約束をしてもすぐに嘘をついて息子との約束を反故にしてしまう。悲しんだマックスは「1日だけでもパパが嘘をつきませんように」と神様にお祈りしたところ、フレッチャーはまったく嘘のつけない体になってしまう。
1997年の公開で、息子の切実な思いが父親にありえない影響を与えてしまう涙あり、笑いありの作品です。
本作は、息を吐くように嘘をつけるジム・キャリーが息子のお祈りによってまったく嘘がつけない体になってしまいます。今まで、嘘で切り抜けてきた彼の嘘のつけない正直な心が必見な作品です。
この作品では、裁判所で嘘のつけなくなったフレッチャーが相手側の弁護士に奇声を畳みかけるように連発してしまうシーン、奇声を発するフレッチャーに対して、相手側の弁護士の戸惑う表情が笑いをこらえきれません。
嘘が当たり前のこの世界でもしかしたら本音だけで生きられるんじゃないと思えるようなストーリーで、見た方には本音の大事さが伝わってくると思います。
ジム・キャリーの魅力が満載の名作です。
第7位 ふたりの男とひとりの女
お人好しすぎていつも損をしてしまう警官のチャーリー(ジム・キャリー)。愛する妻が浮気相手と出ていき、3人の子供を置いて行ったがその3人の子供も自分の子供ではないと肌の色から確信する。妻に裏切られてからも3人の子供を自慢の息子と言い育て上げ3人の息子はとても成績優秀な子供に育った。しかし、妻の裏切り、お人好しすぎて損をしてしまう、そんなストレスの日々からついには解離性同一性障害を発症してしまう。
2001年の公開で、過激すぎるコメディが人気の良作です。
チャーリーとは正反対の性格を持つ、もう一人の人格「ハンク」。一人の女性を巻き込んだ、ふたりの男の珍道中が笑いを巻き起こす作品です。
冒頭で重すぎる妻の裏切りが心をえぐられる思いになりますが、コメディ要素が高く描かれていますので笑いながら見れます。しかしそんな裏切られ方をしても子供がものすごくいい子に育ってくれたのが唯一の救いだと思います。
全体的になかなか過激なコメディになっていて、下ネタ大反対!!という方にはまったくお勧めできない作品ではあります。過激すぎるコメディがファンの心をつかんで離さない、子供に見せるのは早すぎる笑作です。
第8位 ケーブル・ガイ
恋人と別れてしまい新しい部屋に引っ越すことになったスティーブン。テレビの配線工ケーブルガイ(ジム・キャリー)を呼ぶが、約束の時間を大幅に遅れるものの仕事は確か。しかし、妙に陽気で馴れ馴れしいケーブルガイに不安を覚えたスティーブンだったが彼の強引な誘いで中継アンテナの場所まで行き、お互いのことを話し合った。ケーブルガイにえらく気に入れられてしまったスティーブン、しかしこれが彼の恐怖の始まりだった、、、。
1996年の公開で、重すぎる友情を描いた恐怖作です。
一方通行の恐怖の友情をコメディを取り入れつつ、かつスリラー風に描いている作品で、裏切られた友達に過度な復讐をしていく様はまさに恐怖。
親からの愛をあまり知らず、テレビだけで育ってきたジム・キャリーが相手との距離感の取り方が恐怖を覚えるぐらい近く、しかし本人自体には悪気はなく一途な思いからきているのには、育った環境について深く考えさせられます。
この作品をみると自分の周りにいるうざったい友達に対しても、相手側の気持ちに立って考えられるようになります。距離感のおかしい、恐怖の友達ジム・キャリーの演技はまさに狂気でジム・キャリー以外では表現できない、そう感じさせる作品です。
第9位 マジェスティック
舞台は1951年のハリウッド。映画の脚本家のピーター(ジム・キャリー)は、自身のデビュー作でもあるB級映画を鑑賞しながら、「いずれはA級映画をつくる」と意気込んでいた。新しい映画の交渉中にある疑いをかけられ、スタジオとの契約を破棄されてしまう。自暴自棄に陥り、やけ酒し、ついには事故を起こしてしまい川に流されてしまった。事故が原因で記憶喪失になってしまったピーターは流れ着いた街ローソンで今は亡きローソンの英雄、ルークと勘違いされてしまう。
2002年の公開で、涙腺崩壊の感動作です。
記憶喪失になってしまったピーターが新しい街で第二の人生を歩んでいこうとする物語で、思わぬ英雄の帰還で興奮する街の人々、自分はルークだと信じるピーター、ラストまで全く読めない展開が広がっています。
数あるジム・キャリー映画の中で一番泣いてしまった思い出深い作品です。ルークの父親でもあるハリーを悲しませないためにも、記憶がよみがえってもルークを演じきるピーターの姿には、涙がこらえきれませんでした。
作中の間、途中途中でバッドエンディングを予想してしまいそうな展開でしたが、ラストは見事なハッピーエンドで、見る人の心が温まる作品です。
ジム・キャリーの真っすぐな瞳が心を奪われてしまう必見の感動作です。
第10位 トゥルーマン・ショー
離島シーヘブンで保険会社に勤めるトゥルーマン(ジム・キャリー)は明るい好青年。幼い頃のトラウマが原因で水恐怖症になってしまい、海が怖いため島から出たことは一度もない。ある日、いつものように新聞を買ったときにすれ違ったホームレスが幼い頃亡くしたはずの父親の姿だった。追いかけようとするが、そのホームレスは瞬く間に何者かに連れ去られてしまう。
1998年の公開で、思いもよらない舞台の背景に驚く人続出の至極の作品です。
本作の感想を書きたいのはやまやまなんですが、すべての発言がネタバレに繋がってしまうため本作に関してはあんまり書けません。
私が本作を視聴したのは、単純にジム・キャリーの作品が見たいからという理由で、予告もあらすじも何も知らないまま視聴しました。
今では、何も知らずに見てよかった!!と本当に思える作品ですので、もし本作をまだ視聴していない方のために、あらすじだけにとどめておきたいと思います。
視聴した方にとって、私の気持ちは理解いただけると思っていますのでこの第10位の「トゥルーマンショー」に限り、発言は控えさせていただきます。
まだ「トゥルーマンショー」を見ていない方は、何も調べずに視聴してみてください!!必ず損はさせません!!
ジム・キャリー映画おすすめランキング!第11位~第20位
第11位 グリンチ
全身緑の毛に覆われたグリンチ(ジム・キャリー)は、幼少期のトラウマから性格がねじ曲がり、人々の笑顔や笑い声が大っ嫌い!人嫌いのため人里離れた山奥でひっそりとペットの犬と日々暮らしていた。時はクリスマス、山のふもとの町はクリスマスを盛大に祝うため、活気づいていた。グリンチは憎悪に駆られ、町のクリスマスをぶち壊してやろうと躍起になり、町に降りるのでした。
2000年にアメリカで公開され、人々を憎むグリンチが町の人々に溶け込んでいく姿が涙を誘う作品です。
グリンチの原作は1957年に作家ドクター・スースの児童文学「いじわるグリンチのクリスマス」です。実写版のグリンチをジム・キャリーのキャラクターで完璧にこなす姿には圧巻でした。
2018年にも3DCGでグリンチが公開され、私も再度ジム・キャリーのグリンチを観返しましたが、あれだけ特殊メイクをされていても、ジム・キャリーの表情がいちいちわかってしまうのは、素直に驚きます。
小さなお子さんから大人まで楽しめる内容ですが、ジム・キャリー扮するグリンチが怖いというお子さんもいると思います。ちなみにうちの子供はグリンチの顔が怖すぎるみたいで「一生見ない!」と言っています(笑)
第12位 ナンバー23
ウォルター(ジム・キャリー)は動物管理局に勤めており、妻であるアガサ、息子ロビンと平穏な毎日を送っていた。自身の誕生日の2月3日に野良犬の捕獲作業を同僚に押し付けられ、手早く終わらせようとするが野良犬には逃げられてしまい、その野良犬はある女性の墓の前で忽然と消えてしまう。不審に思いながらも、誕生日のお祝いのためアガサとの待ち合わせ場所に向かうが、アガサから「ナンバー23」という赤い本をプレゼントされる。
2007年に公開され、コメディ要素の高いジム・キャリーが本気の演技を見せるミステリー作品です。
本作は、「ナンバー23」という赤い本をプレゼントされたウォルターが、本の物語の主人公と共通点が多いところから自分自身のことじゃないか?と疑惑にとらわれていき、この世の事象がすべて23という数字に支配されていることに気づき、その本に翻弄されていく姿を描いた作品です。
客観的にコメディ要素の高いジム・キャリーがコメディ要素を全て封印し、シリアスな役になりきっている姿はやっぱり俳優さんなんだなと感じます。たまにはシリアスなジム・キャリーが見たいという方にはとりあえず見る価値ありです。
今回はあくまでもジム・キャリーのランキングですので、サスペンス好きの方にははっきりいって物足りない内容だと思います。でもこの作品を観た後は、現実で見た数字などは「23にならないか?」とつい計算する癖がついてしまいます。
いつもと違うジム・キャリーを味わいたい方には必見の作品です。
第13位 ジム・キャリーのエースにおまかせ
地上4000mの山岳地帯で飛行機が墜落。世界唯一のペット探偵であるエース・ベンチュラ(ジム・キャリー)は、断崖絶壁に残されてしまったアライグマを救出しようと奮闘する。しかし、アライグマを救うことはかなわずエースはそのことで心を痛めてしまい、動物たちと寺院で静かに暮らしていた。そこへイギリス領事館の使節がエースにある動物を探してほしいと仕事の依頼にやってくる。
1996年の公開で、1994年に公開された「エース・ベンチュラ」の続編です。
この作品、特にジム・キャリーの魅力が満載でこの作品を観てジム・キャリーが好きになったという方も多いと思います。やりたい放題のエースに肩の力も抜け、気づいたら爆笑してしまう作品です。
ストーリー自体は薄いものの肩の力を抜いて何も考えずに見るのがおすすめです。ジム・キャリーの卓越された動きや表情で、なんなら音声をつけなくても笑い転げてしまうぐらいです。
しかし本作、若干過激な表現もありますのでお食事中の閲覧はご注意ください。この作品で、ジム・キャリーの好き嫌いがはっきりと分かれてしまいますが、好きになった方はとことんジム・キャリーを好きになってしまうジム・キャリーを代表する爆笑作です。
第14位 エース・ベンチュラ
ペット探偵を生業としていて、性格は明るくて陽気、常にふざけた態度を取っているエース・ベンチュラ(ジム・キャリー)。その日の仕事は盗まれた犬を助け出すという依頼。なんとか犬を助け出すが、成功報酬は依頼した女性の体で支払われることとなった。エースは大家から家賃を請求されるが、お金を持っておらず報酬が入ったら必ず払うと約束する。
1994年に公開され、ジム・キャリーのコメディアンとしての才能が余すとこなく出ている抱腹絶倒のドタバタコメディです。
常にふざけているジム・キャリーのキャラが好き嫌いを真っ二つに分けてしまいそうな作品。しかし、自分が悩んでいるときなどは、その悩みが吹っ飛びそうなくらいバカバカしくなるような映画です。
ふざけすぎるエースに若干のイラつきを覚えてしまいますが、探偵としての能力は抜群で、天才肌のようなキャラはまさにジム・キャリーならではの作品。
今では年も取ってしまいましたが、若くてエネルギッシュなジム・キャリーは多くの人をリラックスさせてしまいます。下品な表現もたくさん出てきますが、この下品なネタこそがジム・キャリーの真骨頂!ぜひご堪能ください!
観れば必ず元気が出てくるそんなコメディ作です。
第15位 エターナル・サンシャイン
忘れたい記憶の除去ができてしまう時代、季節はもうすぐバレンタイン。平凡な男ジョエル(ジム・キャリー)は、恋人のクレメンタインと喧嘩をしてしまう。でもクレメンタインを愛しているジョエルは、少し早いバレンタインプレゼントを持って仲直りしようとクレメンタインの元へ向かう。しかし、クレメンタインはジョエルのことを忘れていて、しかも新しい若い恋人がすでにいました。クレメンタインはジョエルを忘れるため記憶の除去の手術を受けていた!
2005年に公開され、アカデミー脚本賞を受賞した感動作です。
本作のテーマは「記憶の消去」。ジョエルが恋人とのツライ過去を消し去るために手術を受けようとしますが、あれだけ愛した恋人の記憶が全て消されてしまうのを恐れ、拒絶しようとするがもうすでに手術に入っているため、脳内でもがき苦しむ描写がなんとも切ない作品です。
作中、時系列が少し入り組んでいるため一回見ただけではなかなか理解しづらい内容となっていますが、見る回数を重ねるごとに新しい発見が多く何度でも楽しめる内容です。
クレメンタインがジョエルを赤の他人みたいに扱うシーンでは、心臓がギュッとつかまれる思いになってしまいます。しかし、それはラストへの伏線で恋人を忘れるという伏線があったからこそあの感激するラストになっているんだと思います。
ジム・キャリーを役にあてた一風変わったこのラブ・ロマンス、とくとご賞味ください!
第16位 フィリップ、きみを愛してる!
幼少時代に自分が養子であることを知ったスティーブ(ジム・キャリー)は、善良な人間として生きようと誓い、妻と子供と幸せに暮らしていた。しかし、自分が養子になったいきさつを知りたくなり、実母を訪ねますが冷たくあしらわれてしまいます。ある日交通事故に遭ってしまったスティーブは、いつ死ぬかわからないのなら、素直に生きようと決め恋人ジミーと派手な生活を送り始めました。そう、彼はゲイだったのです。
2010年に公開され、実話をもとにした衝撃作です。
本作は実話をもとにされていて、元になったスティーブン・ラッセルは現在もテキサスの刑務所に収監されています。あらゆる詐欺に手を染め、刑務所を4度も脱獄したあの手この手が全て収まっていて、その目的は愛するフィリップに「愛してる」の言葉を伝えがたいため。
テレビ番組でも取り上げられた脱獄王スティーブン・ラッセルの姿を描いた本作、コメディタッチで描かれていますが、一人の男を愛した男の人生を細かく描いていて、見るたびにこれが実話なのか!?と驚きを隠せません。
全体的に内容も濃く、完璧な仕上がりではありますがご注意いただきたいのが、お子さんとは見ないこと。過激な表現も多いですので、本作を見る方は必ずひとりで見るようにお願いします。
全ては愛する男のため!スティーブン・ラッセルの生き様に要注目です!
第17位 空飛ぶペンギン
主人公のトム(ジム・キャリー)は不動産会社に勤務するエリートサラリーマン。仕事は順風満帆だったが仕事人間が原因で妻や子供達とは険悪な仲。それでも仕事に没頭するトムは、役員入りを果たすため条件とされた老舗レストランの買収に力を入れる。そんな中、急に弁護士からの連絡を受け航海中に亡くなった父の遺言が見つかったの事。翌日トムの元に父の遺産が送られてくるが木箱に入った物は、なんと生きたペンギンだった!?
2011年にアメリカで公開され、ペンギン好き、なおかつジム・キャリー好きにはたまらない作品です。
本作は仕事人間であるジム・キャリーがペンギンのお世話を通して、家族との絆を再確認し、深めていくという物語。ペンギンの愛くるしい姿が作品全体を通して、表現されていて、動物映画好きにはたまらない仕様です。
初めはペンギンを邪険にしていたトムがだんだんとペンギンを大切に扱っていく姿になんともほほえましい気持ちになります。動物を通して、家族との愛を再確認する物語は多々あるものの、ジム・キャリーならではの演技がまったく飽きさせてきません!
ラストも、もやもやすることなくスッキリと終わっていて、見終わった後はなんとも新鮮な気持ちになれます。ペンギンがたくさん出てきますので、小さなお子さんと見るのも楽しめる内容となっています。
温かい気持ちになりたい方に贈りたい作品です。
第18位 レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語
ボードレール家は3人姉弟妹、長女のヴァイオレットは天才発明家、真ん中の弟クラウスは無類の本好きで様々な本の暗記が得意、一番下の妹サリーは何でもかじるのが大好き!ある日両親が火事で亡くなってしまい、遺産を管理してくれている人物が3姉弟妹の後見人を紹介してくれます。向かった先はオラフ伯爵(ジム・キャリー)のぼろぼろの家。オラフ伯爵が原因でボードレール3姉弟妹の不幸せな物語が始まる。
2005年に公開され、悪役に扮するジム・キャリーの怪演が見所の作品です。
今作は徹底的に悪役に扮しているジム・キャリーの憎たらしさが全体的に表現されていて、いつもは好きでたまらないジム・キャリーですが今回だけは、悪役がハマりすぎて嫌いになってしまいそうな作品。
ただ悪役に扮していてもやっぱりジム・キャリー!あの小気味いい動きは健在で、まさに性悪じいさんという感じ。本作はファンタジー映画ですので、空想的な映像美にもまた注目してほしいです。
本作はあくまで主人公はボードレール家の3姉弟妹ですので、ジム・キャリーの悪役なんて見たくない!というかたにはあまりおすすめはできません。
しかし、いろんな役をこなしての俳優さんですので、見らず嫌いの方にはぜひ一度見てほしい作品です。
第19位 帰ってきたMr.ダマー バカMAX!
前作のドタバタ珍道中から20年、ロイド(ジム・キャリー)は20年前の失恋のショックから精神病院で入院していた。しかし、その病気は相方のハリーを騙すための壮大なドッキリだった!二人で大笑いする中、ハリーは自分には腎臓移植が必要だとロイドに打ち明ける。ハリーには、ドナーとなり得そうな昔の恋人との間に子供がいたことを知る。娘に会うためロイドとハリーの爆笑珍道中が再度始まる!
2014年にアメリカで公開され、20年ぶりの再登場に話題を呼んだ爆笑作です。
20年ぶりにあの名コンビが復活!本作はストーリーはもう気にしなくていいです!とりあえずバカをやっている二人を見ているだけで、小さな悩みは吹っ飛んでしまいます。
タイトル通り「バカMAX!」。ジム・キャリーの演技が笑えすぎて演技なのか?もうこれが性格なのか?と本作を見ているとわからなくなってきます(笑)
終始笑える作品ですが、冒頭のロイドの20年越しのドッキリが少しバカの度が過ぎている。人によっては笑えない(私も若干引きました)、よってランキング的には低くなってしまいました。
自分に笑顔を取り戻したい方にはとりあえずこの作品を観てください!
第20位 ワンス・ビトゥン 恋のチューチューバンパイア
健全な高校生マーク(ジム・キャリー)は、ガールフレンドのロビンといかにして、事を成そうか毎日悩んでいた。ある夜、彼はバーで美人の伯爵夫人と出会う。伯爵夫人はマークの行く先々に現れマークを誘惑し続ける。しかし、伯爵夫人には大きな秘密があり、未経験少年の生き血をすすることで400年生きながらえてきた吸血鬼だったのだ!
アメリカでは1985年に公開され、「マスク」の人気にあやかって日本では1995年に公開された幻の作品です。
本作はDVD化されておらず、VHSで見ることしかできません。吸血鬼が求むのは未経験の少年のみ。彼はいったいどうやって、吸血鬼から逃れられるのか?ラストまで見逃せない展開が続きます。
ジム・キャリーの切れのある動きや顔面芸がまったく出てこないので、笑わせ全開のジム・キャリーが見たい人にはあまりおすすめできない作品ではあります。
しかし、ジム・キャリーの初々しさ、可愛さが存分に味わえる作品ですので、ジム・キャリーファンには一度は見てほしい映画です。上記にも書いた通りDVD化はされていないので、見るのがなかなか難しい作品ですので少々低い20位です。
ジム・キャリー映画おすすめランキング!第20位~第24位
第21位 バットマン フォーエヴァー
ウェイン産業は、業績好調な電子部門に利益分配性を導入することになった。査察のため、研究所に訪れたブルース(バットマン)を見てチャンスと見た従業員のエドワード(ジム・キャリー)は、自分のアイデアを売り込もうとする。しかし、早々に研究所を後にするブルースを見て、エドワードはブルースの理解の無さに怒り、いつか彼に自分の実力を見せてやると意気込む。
1995年に公開され、悪役に扮したジム・キャリーの演技が光る秀作です。
本作でのジム・キャリーの役は主人公ではなく、完全な悪役として登場。「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」と同じく、悪役にハマりすぎていてここまで悪役を憎たらしくこなせる俳優はいないんじゃないかと思わせる作品です。
バットマンシリーズファンには怒られそうなぐらい順位は低いですが、今回はジム・キャリーランキング。悪役であり出番も多くないので、順位は低めにつけています。
しかし、日本でいう「藤原竜也」みたいに、悪役のオファーがどんどん増えるような、演技の素晴らしさは必見で、純粋なジム・キャリーはもう飽きた!という方にはお勧めした作品です。
第22位 マン・オン・ザ・ムーン
ロングアイランドに生まれたアンディ・カウフマン(ジム・キャリー)、大人になったアンディは、町のバーでコメディアンとして芸を披露していた。仕事終わり、店主に呼び出され解雇を告げられる。別の店でショーを始めたアンディは、自分のやりたい芸ではなく、下品な下ネタや物真似を客に披露するとそれが大うけ!自分の望んでいない称賛を受けてしまったアンディは自暴自棄になってしまう。
2000年に公開され、自分の芸と真正面から向き合いカウフマンの生き様を描いた佳作です。
本作は、実在した人物パフォーマンスアーティストでもあるアンディ・カウフマンの伝記映画で、生前のカウフマンと交流があったダニー・デヴィートもマネージャー役として出演しています。
一人の男の人生を描いたこの作品、伝記映画ですのでラストはやっぱりスッキリしない終わり方ではあります。カウフマン役のジム・キャリーがネタでスベッてしまうシーンでは、個人的にスベッているジム・キャリーを見たくないので少々低い23位になってしまいました。
カウフマンの生き様に賛否両論真っ二つに分かれてしまう作品ではありますが、本当にガンになってしまっても、周りからギャグと思われてしまう彼の人生は、パフォーマーとして、語り継がれるものだと思います。
第23位 俺たちスーパーマジシャン
子供のころから親友のバートとアントン。二人はプロのマジシャンでラスベガスの巨大ホテルの支配人と契約を結び、ホテルの劇場でショーを始め、そのショーは大人気でいつも満席。しかし10年後、ショーは変わらず大盛況だが、毎日同じことの繰り返しに二人は満足していなかった。その頃シカゴのテレビ番組「脳みそプレイ」で毎回過激なパフォーマンスで人気急上昇中のスティーブ(ジム・キャリー)は、ベガスへの進出を目指していた。
2013年にアメリカで公開され、「ブルース・オールーマイティ」で共演したスティーブ・カレルとの共演が話題を呼んだ作品です。
本作は主人公はスティーブ・カレルですがライバルとしてジム・キャリーが出演しています。役としては本当にクレイジーなマジシャン役で、ジム・キャリー真骨頂の顔面芸も炸裂していて、ファンであれば必ず見たい作品です。
「ブルース・オール・マイティ」でさんざん笑わせてもらった、スティーブ・カレルとの共演で、興奮気味に視聴しました。本作のキャッチコピー通り「えげつないほど笑えるコメディ!」です。
でもやはりジム・キャリーファンとしては物足りない内容で、もっと全面的にジム・キャリーが見たいんじゃ!という方にはあまりおすすめはできません。
第24位 ダーク・クライム
刑事であるタデック(ジム・キャリー)は未解決に終わっていた、青年実業家サドウスキーが殺害された事件を独自に追っていた。その頃一人の作家に目をつけ、彼が書いた小説を入手する。小説を読んでいくところ彼の小説には、サドウスキーを殺害した記述がされていて、ましてや犯人しか知りえない情報までその小説には書いてあったのです。その作家が犯人だと確信したタデックは、上司に公式な再捜査を求めるが、、、。
2019年に公開され、ジム・キャリー完全復活と銘打った作品です。
本作は「ナンバー23」に続き、コメディ一切なしのジム・キャリーの姿が拝めます。ひげをたくわえ、事件の真実を追い求める真面目な姿は、いつものジム・キャリーとは一味違う新鮮さを堪能できます。
本作が最下位になってしまったのは、やはりジム・キャリーはコメディ!の印象が強いからです。「ナンバー23」もシリアスな役柄でしたが、本作にはあまりにも役柄に人間臭さがなさすぎました。
サイコ・スリラー的にはもっと評価されてもいいシナリオでしたが、ジム・キャリーの強烈なコメディキャラや演技力の面でもったいないと感じざるを得ない惜しい作品です。
ジム・キャリー映画おすすめランキング!まとめ
いかがでしたでしょうか?
ジム・キャリー好きの私が、作品紹介と共にランキングまで書いてみました。
こうしてみてみるとやっぱりジム・キャリー作品はコメディ満載の方がいいですね。
大ヒット作「マスク」を筆頭に、数々のコメディ作品に名を連ねてきたジム・キャリーですが、やはりあの卓越された顔面芸とトリッキーな動きのキレ!
バカバカしすぎるのもいいですけど、少し真面目なジム・キャリーの演技にほれぼれします。
多くの人を笑顔にしてきたジム・キャリーが今後どのような活躍を見せてくれるのか!?
今後も注目していきたい私の大好きな俳優さんです!
長いランキングにお付き合いくださいましてありがとうございました。
ダイコク