ドライバー

トラック運転手を辞めたい人へ!辞める前にこれを読もう!!

現在あなたは「トラック運転手なんて辞めたい!!」と思って、このサイトを開いてしまったんだと思います。

しかし、

・辞めても他に何ができるだろうか?

・もっときつい職場に入ってしまったらどうしようか?

・なかなか「辞めます!」なんて言いづらい

・なんだかんだで独りで仕事するの気楽だし

「辞めたいけど、なかなか辞められない」そう感じていることだと思います。

そこで、ここではドライバーを10年以上経験したわたしがその経験をもとに現在あなたが、ドライバーを辞めるべきか否か、あなたの悩みの答えを導き出したいと考えています。

いまトラック運転手を辞めようか、、非常に悩んでいる方の参考に少しでもなれば嬉しいです。

こんな運送会社はアウト!今すぐ転職を考えよう!

トラック運転手を10年以上、続けていれば他の運送会社の情報や他のトラック運転手から、話を聞くことも相当あります。

そこで周りから聞いた話をもとに、こんな会社はアウトだと思うことを書いていきたいと思います。

今現在、あなたが所属している会社と比べてみましょう。

事故の場合は自己弁償

あまりにも悪質な過失があった場合は別ですが(飲酒運転やながらスマホ)、基本事故を起こしてしまった場合は会社が大体を負担してくれます。

しかし、自分に全くの過失がなく本人にその弁償額を負担させようとする会社は、はっきりいって問題外です。すぐに辞めることを考えましょう。

あなたが今、そのような会社に所属している場合は、労働基準監督署に相談してみるのも一つの手です。

ダイコク
ダイコク
私が面接を受けたある会社では、どんな事故にせよドライバーが80%負担する、会社が20%負担するといった会社もありました。

長すぎる労働時間

トラック運転手にとって最大の敵、それは「眠気」です。眠気が原因で、事故を起こしてしまうトラック運転手は後を絶ちません。

その「眠気」の原因をつくってしまうのが、あまりにも長すぎる労働時間です。事故を起こしてしまっては会社も困るはずなのに、その原因を作っているのも会社です。ものすごく矛盾していますが、、。

トラック運転手の体力的な面も顧みず、平気で長時間労働を課す会社はいくらでも存在します。

多少睡眠不足でも平気な方はいらっしゃいますが、体力的にも無理!眠すぎてヤバい!というかたは、事故を起こしてしまうその前に、転職を考えましょう。

自然災害に対して無頓着

自然災害に対して、まったく無頓着な会社は相当アウトです。要するにトラック運転手に対して、何の感情も抱いてません。

一般的な運送会社ならば、台風や大雪の自然災害があれば、納品時間を遅らせるなど、処置をしてくれますが、無頓着な会社だと我関せずな顔をしています。

ドライバー自身が気を付けるといっても限界があります。

台風や大雪にも関わらずいつも通り「いってらっしゃーい」で済んでしまうような会社はすぐにでも辞めることを考えましょう。

残業手当が一切なし

トラック運転手は基本定時上がりできるような仕事ではありません。どんなトラック運転手でも、残業はほとんどあって当たり前の環境です。

しかし、その支払わるべき残業代が全くない会社は論外です。今すぐにでも労働基準監督署に相談するか、辞めることを考えましょう。

トラック運転手を辞めたいと思っているその理由

ここでは、私がトラック運転手を務めていた間、周りから聞いた「辞めたい理由」、私自身の理由を含め書いていきます。

給料が安い

トラック運転手を辞めたいと思う一番の理由がズバリ「給料が安い」です。トラック運転手が稼げる時代は最早過去の話です。

トラック運転手がなぜ給料が安く感じるのか?それは、給料がまったく仕事内容に見合ってないからです。

トラック運転手は、「トラックに乗って運転しているだけ」と思われがちですが、運転中もれっきとした仕事中なんです。

いつ事故に遭ってしまうかわからない状況の中、常に神経を研ぎ澄ませながら運転しているんです。これだけでもずいぶん身体的にきつい仕事なんだと思います。

仕事内容も運転だけではありません。荷物を積み、降ろすといった作業も当然ありますので体力的にもきつい仕事です。

確かにトラック業界は不景気です。しかし仕事がないと困るので、安い単価で仕事を受けてしまう→給料に見合わない仕事内容といった負のスパイラルに陥ってしまっているのです。

労働時間が長い

運送会社ではありがちですが、ドライバーも含め運送会社は基本的に労働時間が長いです。

トラック運転手は渋滞や天候による、予測ができないイレギュラーが起きやすいです。高速で事故渋滞にはまってしまったときなどは、いつもより拘束時間が1,2時間、平気で増えます。

もしイレギュラーが起こってしまって、拘束時間が伸びたとしても「じゃあ、次の日遅く出てきてもいいよ」なんて言ってくれる会社もそうそうありません。

今トラック運転手は危機的人手不足なので、代わりの人を簡単に入れてくれる会社もありません。

なので、毎日きっちり定時で帰れるトラック運転手はごくごく稀にしか存在しないのです。

納品先のお客さんが最悪!

「トラック運転手は底辺」そう思われているのか、納品先のお客さんが最悪な場合はすごく多いです。「なぜそんなに嫌うの!?」とびっくりするぐらいひどい態度を取られることもしばしばです。

お客さん相手だとしたら、会社にコースを変更してもらうなど打開策はありますが、そんな融通が全く利かない会社も存在します。

仕事内容的には、全然苦にならなくてもお客さんとの関係悪化が原因で辞める人も少なくありません。

道路状況や天候に大幅に左右される

上記の「労働時間の長さ」でも書きましたが、トラック運転手は道路状況や天候に大幅に左右されます。

事故渋滞に巻き込まれただけでも納品先に迷惑をかけてしまいますし、大雪や台風などでは自分の命も危ない状況になってきます。

「構内で働けば、雨なんて関係ないのに」そう感じて辞めてしまう人も多く、一回雪でスリップしてしまい、運転に自信を無くし、辞めてしまう人も後を絶ちません。

他人にケガをさせる恐れがある

車を運転する人、全員に共通することですが運転中いつでも人の命を奪ってしまう可能性があります。

私自身もドライバーはもちろん、運送会社で勤めていた期間も長かったので、周りで悲しい事故はたくさん聞きました。

トラック自体、車体が他の自動車とは比べ物にならないくらい大きいですし、重さも数倍ですので、自動車より遥かに危険性は増します。

周りの悲しい事故が原因で辞められた方もいますし、直接事故を起こしてしまい辞められた方もたくさんいらっしゃいます。

運転が嫌い

トラック運転手になって「運転が嫌いになった」というのが理由で辞められる方もたくさんいらっしゃいます。

運転が嫌いになる理由は様々あり、事故を起こしてトラウマになったり、周りの運転マナーに常にイライラしたり、常に「かもしれない運転」を心掛け、精神的にダメージを負ったり。

トラック運転手はその名の通り運転手ですので、運転が嫌いになってしまえばトラック運転手は辞めたほうがいいかもしれません。

睡眠時間が少ない

労働時間の長さも大いに関係しますが、トラック運転手は常に睡眠時間が少ないです。

よくサービスエリアや大きめの駐車場で仮眠を取られているトラック運転手の方は多いんではないでしょうか?

運転が主なのにその一番の天敵でもある居眠りしてしまう危険性がトラック運転手には常について回ります。

よく「あの区間、記憶がない」や「気づいたら反対車線走っていた」なんてのはトラック運転手の中ではよく聞く話です。

圧倒的な睡眠時間の少なさで事故を起こす方は多く、身の危険を感じ辞められる方も多いです。

家族から反対されている

トラック運転手を続けることに関して「家族から反対されている」というのもよく聞きます。

「もっと安全な仕事をして」「もっと安心して見ていられる仕事にして」私もトラック運転手時代は、悲しい事故のニュースが流れるたびに妻によく言われました。

自分たちが思っているより遥かに、外から見ればトラック運転手は危険極まりない仕事なのです。

深酒ができない

次の日にアルコールチェックで反応があると、会社によっては一発クビのところもあります。

よって、トラック運転手はあまり深酒をしません。お酒が大好きな方はなかなかつらい環境です。

「深酒ができないから」といって辞める人はあまりいませんが、辞めたい理由が増えていくとおのずと理由の一つになっていきます。

トラック運転手を辞めたい!でも続けているその理由

トラック運転手を辞めたい!そう思っていても、なんだかんだこういうところが気楽だし、運転が好きだし、そう感じている方は今一度、トラック運転手という仕事を思い返すのも一つの手かもしれません。

「そうそう、トラック運転手のここがいいんだよね!」と共感できる部分も多いと思います。

基本は一人、何とも気楽

トラック運転手は基本一人で運転します。人間関係に煩わしさを感じる人や、一人が大好きな方は正にトラック運転手は天職なのかもしれません。

トラック運転手は構内作業などと違って、他の人に合わせる必要もないですし、自分のペースで仕事ができますので、この気楽さはほかの業種では味わうことはできないかもしれません。

運転大好き

運転がまったく苦にならず、むしろ運転大好きという方はトラック運転手が天職かもしれません。

運転が大好きなのは、仕事中でもかかわらず楽しいことに没頭しているわけですから、なかなかそんな素晴らしい仕事先にはなかなか出会えません。

仕事なのに楽しいことに没頭できる方は、一握りしかいません。トラック運転手を辞めようか悩んでいる方まずは、自分が運転が好きなのかどうかを判断してみるのもいいでしょう。

外に出るって素晴らしい

デスクワークや、工場勤務とは違いトラック運転手は常に外を走り回っています。走っている景色はいつもと同じだけれど、外に出るという解放感は仕事ではなかなか味わえません。

外をトラックで走るだけで、楽しい情報はわんさか入ってきます。「ここの定食屋今度行ってみよ」「ここの洋服屋今度行ってみよ」。

仕事中にプライベートのことを考えながら、楽しく仕事ができる。そんな魅力がトラック運転手にはあるかもしれません。

喫煙、コーヒーやり放題

健康上決していいとは言い切れませんが、基本トラック運転手は「喫煙、コーヒーやり放題」です。

会社によっては車内完全禁煙のところも増えてきて、なかなか喫煙者にとっては厳しい社会になってきましたが、喫煙OKの会社はまだまだあります。

「わしゃ死ぬまで喫煙辞めん!!」と思っている方は健康上良くはありませんが、ストレスの大幅軽減になるのであれば、トラック運転手は天職です。

色々な行先

トラック運転手はコースによっては、遠方や地方に行く人も多いでしょう。

私自身も、トラック運転手時代は有名温泉地にもいっていたのでちょっとした旅行気分で仕事をしていました。

時間が余れば足湯にも浸かっていましたし、その地のお土産も購入したりしていました。

しかし、コースによっては通りなれた道や、市内だったりとあんまり走ってても面白くないコースになることもありますが、いま自分が楽しいコースに行ってる場合は、コースが変更になるまでは少し転職を先延ばしにしてもいいかもしれません。

トラック運転手を辞めたい!でも辞められないその理由

今度は上記とは違い、トラック運転手を辞めたいにもかかわらず辞められない明確な理由がある場合を書いていきたいと思います。

トラック運転手以外の仕事に就いたことがないので不安

トラック運転手以外の職種に就いたことがないので不安というのは誰でも持っている不安だと思います。

でも私は「トラック運転手だったからこそ自信を持ってください!」と言いたいです。今ではトラック運転手は新3Kとも呼ばれ始めています。

その新3Kの仕事をやってこれたんだから、大概の仕事は勤めあげることができると私は思っています。

会社の同僚や上司のことが気になり辞めることを言い出せない

トラック運転手に限らず、辞めることがなかなか言い出しにくいのは当たり前だと思います。

同僚や上司にお世話になればなるほど、辞めにくいものです。しかし、自分の体やストレスは本人しかわかりません。

自分自身が「辞めたい!」と思うならば、周りの意見は無視するしかありません。体が壊れてからだと遅すぎるのです。

今現在、特に所帯を持っていらっしゃる方は、体が一番ですから奥さんや子供のことを考えつつ判断しましょう。

事故を起こした際の弁償が残っている

明らかに自分自身の過失「飲酒運転」や「ながらスマホ」だった場合は、致し方ありませんが、故意ではない事故の場合は会社が負担してくれます。

しかし、全額トラック運転手に負担させようとよからぬことを考えている会社も確かに存在しますので、明らかに自分の過失ではない事故の場合、それが原因で退職ができない場合は労働基準監督署への相談をおすすめします。

残業代で稼いでいるので転職すると給料が下がってしまう

自分の体の負担も顧みず、残業代でしこたま稼ぐ方もたくさんいらっしゃいます。

たしかにトラック運転手は会社によっては残業代で稼げるところはたくさんあります。しかし、お金をたくさん稼いだとしても、その使うからだが壊れてしまっては元も子もありません。

いつかは年も取り、体も老いていってしまうわけですから、自分の体に無理がないように稼いでください。

それでもやっぱりトラック運転手辞めたい!そう思う方へ

上記の辞めたい理由と続けてる理由を読んで、やっぱりトラック運転手を辞めたいと確固たる意志をお持ちの方は、どうすればいいのか?

いままでトラック運転手一本で仕事を続けていた方は、たくさんの不安を抱えていらっしゃると思います。

まず自分がやれることを考えてみましょう。

情報収集

トラック運転手をしていると、他の運送会社のトラック運転手と顔見知りになることもたくさんあります。そこで他の運送会社のトラック運転手から情報収集をしてみましょう。

いざ違う運送会社に勤めてみて「やっぱり前の運送会社の方がよかったな」と感じてしまっては本末転倒です。

職種を変えるにしろ変えないにしろ、まずは他の運送会社の情報を聞き、「なんだ自分の会社ましじゃん」と思えるかもしれません。

私が勤めていた運送会社では、転職した方が戻ってくる場合がたくさんありました。大体5人に1人の割合です。

せっかく他の運送会社の情報が聞き出しやすいトラック運転手なのですから、これを利用しない手はありません。

他の職種が務まるだろうか?不安に思っている方

いま「他の職種への挑戦」を不安に思っている方は「もう運送業はありえない」と思っている方がほとんどだと思います。

運送業以外だとしても未経験大歓迎の仕事はたくさんあります。まずは探してみることから始めてみましょう。

「運送業は嫌だ」と自分自身で答えは出ているので、早めの行動をおすすめします。

運送会社だけを変えたいと思っている方

トラック運転手は好きだけど、勤めている会社が嫌だ、と感じている方は、運送会社だけを変えるという転職方法もあります。

はっきりいって未経験の方よりドライバー経験者は、転職において同じドライバーの求人であれば、かなり優遇されます。(優遇といっても給料面などではなく、転職しやすいという意味で)

運送会社によっては、一日体験みたいな感覚で一日だけ横乗りを体験させてくれる会社もあります。その時は、ドライバーさんに質問しまくりましょう。

トラック運転手を辞めたい!まとめ

いかがでしたでしょうか?

トラック運転手は経験した人にしかわからない悩みがたくさんあります。そもそも楽な仕事では決してありません。

私自身もトラック運転手がつらくてやめてしまった側ですから、今でもトラック運転手として活躍していらっしゃる方を心から尊敬しています。

尊敬しているからこそ今回は、こんな記事を書いてみたい!とそう強く感じました。

いまトラック運転手を勤めていて、転職に悩んでいる方や、このまま続けていっていいのだろうか?と悩んでいる方の参考に少しでもなればうれしいです。

ありがとうございました。

ダイコク